ポッティング材
エポキシ系ポッティング材は作業性に優れ、その硬化物は優れた電気的・機械的特性を有しています。各種電気機器やパワ−デバイスなどのポッティングに適した材料です。
製品名
ポッティング材
(R411-RA、R411-HA、R416-RA、R416-HA、R470-RA、R470-HA)
特長
- 熱膨張係数が低く、耐クラック性に優れている。
- 低粘度で作業性が良好。
- 電気的・機械的特性に優れる。
- 熱伝導率が高く、パワーデバイスの様な発熱量が高い部位の熱放散性に優れる。
- 加熱硬化時の低応力化により基板等の反り量を低減する。
- 高温保存下での重量減少率が少なく、耐熱性に優れる。
- 不純物イオン濃度が少なく、信頼性に優れる。
用途
- パワ−デバイスなどのポッティング
- トランス、コンデンサ−、リアクトル等の注型やポッティング
一般特性
項目/品番 | 主剤 | R411-RA | R416-RA | R470-RA | ||
---|---|---|---|---|---|---|
硬化剤 | R411-HA | R416-HA | R470-HA | |||
特長 | 単位 | 条件(※1) | 一般タイプ | 低応力タイプ | 高熱伝導タイプ | |
難燃性 | − | − | V-0認定 | V-0認定 | V-0相当 | |
液特性 | 外観 | − | − | 黒色 | 黒色 | 黒色 |
配合比 (主:硬) |
− | 重量比 | 100:92 | 100:50 | 100:100 | |
混合粘度 | Pa・s | 25℃ | 50 | 32 | 50 | |
ゲル化時間 | min | (※2) | 11 | 7.0 | 15 | |
硬化物特性 | ガラス転移温度 | ℃ | − | 160 | 155 | 145 |
熱膨張係数 | ppm/℃ | − | 18 | 16 | 21 | |
曲げ強度 | MPa | − | 121 | 86.0 | 105 | |
曲げ弾性率 | GPa | − | 14 | 11 | 15 | |
体積抵抗率 | Ω・cm | − | 4.8×1015 | 3.1×1015 | 3.0×1015 | |
熱伝導率 | w/(m・K) | − | 0.69 | 0.65 | 2.0 | |
標準硬化条件 | h | (※3) | 1.5+1.5 | 1.5+1.5 | 4 |
※1 温度表記ない項目は常温測定です。
※2 R411=140℃、R416=140℃、R470=120℃。
※3 R411=100℃/1.5hr+140℃/1.5hr、R416=100℃/1.5hr+140℃/1.5hr、R470=120℃/4hr。
※4 上表の数値は代表測定値であり保証値ではありません。