特長
◆安定した蓄熱性を保持
◆ご要望の厚み、寸法に合わせご提供可能
◆高耐熱性を保有した材料で、食品衛生法関連規格に適合
◆コストパフォーマンスに優れた材料
製品サイズ
厚み(mm) |
製作寸法 |
4〜25 |
搭載されるサイズに合わせ納入致します ※最大950×1250mm〔定尺品〕 |
一般特性
項目 |
単位 |
前処理、方向 |
製品名 |
PMX-562 |
比重 |
− |
A |
2.0〜2.2 |
最高使用温度 |
℃ |
− |
350 |
曲げ強度 |
MPa |
A,FW |
30〜40 |
圧縮強度 |
MPa |
A,FW |
90〜120 |
熱伝導率 |
W/(m・K) |
非定常熱線法 |
0.9〜1.1 |
衝撃強さ
(シャルピー) |
J/cm |
A,FW |
0.8 |
熱膨張率 |
1/℃ |
A,FW |
9.0X10-6 |
圧縮クリープ性 |
% |
180℃−10MPa (200hr) |
2.0〜5.0 |
吸水率 |
% |
水中浸漬24hr後 |
8.0〜10.0 |
記号の説明 A:常態 FW:層に垂直
※最高使用温度の値は目安と考えて下さい。
※熱伝導率は弊社所有装置での測定値です。
※表内の値は測定値の一例で保証値ではありません。
※器具及び容器包装規格試験適合(陶磁器:第18068872001-0101)
保管、使用上の注意点
ご使用にあたっての注意事項 |
備考 |
一般注意事項 |
- 本製品は、主にベーカリー用炉床板として開発した製品となります。
- ご採用にあたっては、使用条件などが異なりますので事前に実機でご評価頂いた上で、使用可否をご判断下さい。温度の急変は避けてください。
- 落としたり、ぶつけたり、乱暴に扱わないで下さい。破損の原因になります。
- 自社で切ったり、穴を明けたりする場合は、粉塵の吸入防止のため、取扱い時には必ず防塵マスク・保護眼鏡等を着用し、加工作業を行う場所では、全体換気および設備の密閉化を適正に行い、局所排気装置(集塵機、除塵機)を設置して下さい。
- パンを焼成する面は研削等しないようにしてください。パンが接着しやすくなります。
- 吸着した水分の除去や臭気対策として出荷前に推奨300℃または、オーブンで実際使用される最高温度まで試運転加熱されることをお勧め致します。
- 保管する場合は、高温・多湿な場所や直射日光を避け、立てかけないように平らな場所で保管して下さい。変形・劣化の原因になります。
- 製造年月日の古いものから使用してください。
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パン焼成時 |
- 金属や石に比べますと、軟らかく脆い材質となっておりますので、乱暴に扱わないで下さい。破損の原因になります。
- 局所加熱や350℃を超える高温加熱(例:ピザ焼き機等)、あるいは加熱時に炉床板に水をかけることを繰り返した場合、当該製品の寿命が短くなる可能性がありますので、ご留意下さい。
- 250℃付近より、微量ではありますがCO(一酸化炭素)が発生致しますので、適切な換気を行って下さい。
- スコップ等の治具及び金属治具で表面を削らないで下さい。表面が荒れてパンに付着したり、路床板表面が剥がれる場合があります。特に金属製スコップは、スコップのコーナー部で炉床板表面を削る可能性があり、ご使用時には特にご留意下さい。
- ピールやキャンパス等の治具を繰返し使用した場合、治具と炉床板表面との接触部分に削れ等の現象が発生する場合があります。その場合、炉床板表面に接触しないように治具を改善いただくことをお勧めします。
- パンから多量の油やバター、チーズなどがにじみ出ることが予想される場合は、パンより吹きこぼれて、炉床板に付着しないようにご注意下さい。
- また、付着物を除去しようとすると炉床板を破損するなど悪影響が生じますので、基本的には行わないようにして下さい。やむを得ず行う場合は、プラスチックなどの柔らかいヘラで炉床板を損傷しないように丁寧に削り取って下さい。
- フランスパンなどのハード系パンでも、多量の水を生地表面にかけたり、コンスターチを生地表面に振りかけた後に水をかけたり、通常より水分が多い生地を使用する場合は、パンが炉床板に接着する場合がありますので、特にご留意下さい。
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その他 |
- 平行度、平面度等に関しまして、御図面・注文書等にて、平行度や平面度等をご指定される場合がございます。弊社では、材質並びに断熱板としての実使用上の影響を考慮して、幾何公差としての平行度、平面度では管理せず、厚みのバラツキ(炉床板1枚の中の最大と最小の厚み差)で管理しております。
《例》平行度0.05指示の御図面の場合、厚みバラツキ0.05mm以内を管理基準として運用しております。
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